「産後ケアセンター」いよいよ国が動き出す?

カテゴリー │産後トータルケア

昨日のニュースで、きになる話題が。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130525-OYT1T0120
政府は、これまで手薄だった出産時の支援を強化するため、出産直後の母子を宿泊や日帰りで受け入れる「産後ケアセンター」を全国で整備する。

 核家族化で実家に頼れない妊産婦が増えるなか、出産で疲弊した母親の心身のケアや授乳支援などを行い、子育てのスタート期を応援するのが狙い。6月にまとめる「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)」に盛り込み、来年度はモデル事業に取り組む。

 「産後ケアセンター」には助産師らが常駐し、産後の母体の回復や赤ちゃんの健康チェック、もく浴や抱き方などの指導や育児相談も行う。

 多世代同居が減り、産後に頼る人のない母親が増えている一方、出産時の入院期間は産科医不足のため以前の1週間から4、5日が一般化している。

 授乳にも慣れないまま退院し、育児不安や過労により、出産後に1割が産後うつを発症しているとされる。虐待に発展したり第2子以降の出産を困難にしたりするケースもあり、産後ケアの必要性が指摘されていた。


「産後ケアセンター」いよいよ国が動き出す?9.htm


国が動き出した、ということはいいことだと思います。
ただ、素直に喜べないんですよね~。

なんか、最近韓国の産後調理院が話題になり、NHKで「産後クライシス」と取り上げられ、なにかと話題な産後。
政府も対策しますよ~、アピールにしか見えない。。。

予防注射や女性手帳の件もそうですが、本当に当事者達の声を聞いているのだろうか・・・
お金を出したり、配布物を作ったり、なにか、表面的な所でしか動いていないように感じてしまいます。

まだ、基本方針の段階なので、まだ具体的なことがわかりませんが、
産後女性が必要なのは、「入院」ではないよね。

「沐浴や抱き方の指導や育児相談」がほしいの?
もちろん、あっていいと思う。
沐浴のやり方や、うまく授乳ができないときは、不安になるものね。

でも、ソコ?

肩や、腰が痛いのなら、マッサージしますよ、
ではないんだよね。
マッサージしてもらわないとなおらない体、では、これからの長い育児生活に対応できない。

普段の姿勢や、肩こり腰痛にならない体をつくるためのレクチャーがなければ、同じことの繰り返し。

「体が痛い、でもマッサージに行けない、上の子は外で遊びたいと言う、家は片付かない。赤ちゃんは寝てくれない・・・」
こうなると、母の頭の中はどうなる?

「なんで私ばっかりこんなに大変なの?」

このイライラを何にぶつける?
仕事から疲れて帰ってくる旦那さん?
上の子?



あ、そうね、上の子の対応も大変なのよ。
「虐待に発展したり第2子以降の出産を困難にしたりするケースもあり、」とニュースには書いてあるけれど、
上の子の虐待の件ももちろん考えているよね。
私、一人目よりも、2人目出産の方が大変だったんですけどね。
上の子の対応で。





産後はなにが大変なんでしょうね。

産後一カ月はしっかり休む、というのはみんなに知れているかな。
この「しっかり」というのもなんとも抽象的。

寝ていればいいってものではないんですよね。
横になりながらスマホ触っていては、目と頭が休んでいないんです。

産褥体操・骨盤底筋トレーニングや、妊娠期からの姿勢と産後の姿勢の事、肩こり腰痛などのマイナートラブルに対する自分でできるケア、夫婦のコミュニケーション・・・

産後一カ月の間に必要な知識です。
是非、産後ケアセンターには、これらも盛り込んでいただけたらな、と思います。



そして、1カ月過ぎたら、母は体力をつけていかなければなりません。
バランスボールは、産後女性にとってすばらしいツールです。
子供の寝かしつけにも使えます。
お父さんがバランスボールを使って子供を寝かしつけできるのです!

どんどん赤ちゃんは重たくなっていきます。
抱っこの姿勢、おむつ替えの姿勢、授乳の姿勢・・・
赤ちゃんが大きくなるのと一緒に、母の体もそれに対応できる体力をつけていかないといけませんね。

夫婦のコミュニケーションも、とっても大事です。
「産後女性」って、自分では気づいていないかもしれませんが、「今までの自分」とは違うのです。
旦那さんに、「なんでわかってくれないの?」と思っても、
旦那さんは、男の人は、「産後女性の取り扱い」がわからないのです。

国は、
産後女性に、手厚い「やってあげる」行為を与えても、
産後女性が自ら「やる」事、「考える」事を与えないと、何も変わりません。
産後女性は受身ではだめなのです。
自分から動いていく力をつけていかないと、自分以外の人間を育てることはできません。

国の今後の動きに注目です!!!





ペリネイタルケアアソシエイツの産後トータルケアクラスは、
産後女性が自ら動く力を育てます。
体だけでなく、心も。



浜松にて、次期産後トータルケアクラスは、6月20日(木)から始まります。
10時~12時
6月20日、27日、7月4日、11日、18日、25日

料金18,000円(120分×6回)
(クラス終了後2ヶ月間、チルチェで行われている他のレッスン500円引きで受講できます。
6回目もしくは5回目にランチ会を行います。そのランチ代込です)

赤ちゃん同席可能です。
ハイハイ以上の動きまわってしまうお子様の託児もお受けいたします。
2時間400円
お子様の年齢を教えてください。

産後トータルケアの各回の様子は、
「産後トータルケア」のカテゴリーを見ていただくとわかると思います。

産後女性は、出産一年未満をイメージするかもしれませんが、出産経験があれば対象内です。
むしろ、意思表示をするようになったお子様をお持ちの母も、是非とも受けていただきたい内容です。


たくさんの産後女性に出会えますように!!!





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スタジオ&カフェ チルチェ
浜松市北区初生町596-1
アビタシオンイースト1階
053-437-0270
info@c-circe.com
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